最近ニュースで、USBの脆弱性が話題になりました。
これは簡単に言えば、悪意を持ったクラッカー達が、USBの弱い部分から情報を簡単に抜き出すことができるということです。
しかし、USBの危険性についての問題は今に始まった話ではありません。
例えば、USBメモリは小さく軽く持ち運びも簡単で、現在も広く普及していますが、「コンピュータウイルスを拡大させる原因となる」と昔から懸念されています。
この様なウイルスを使ったサイバー攻撃には、明確な目的があります。
それは、情報の入手です。
現在、「パソコンを破壊してやろう」とか「イタズラして困らせてやろう」という考えでサイバー攻撃を仕掛ける人は殆どいません。
サイバー攻撃を仕掛ける犯罪者のほとんどは、情報、それもお金になる情報が欲しいのです。
その様なものから身を守る術は色々ありますが、それが突破された場合の最終防衛ラインとなるのは、情報を通常では読めない形態にする、といった方法です。

最重要

情報を通常では読めない形態にする、つまり情報を暗号化するというのは、セキュリティにおいての最終防衛ラインであり、それ故に最重要であると言えます。
暗号化が最大限効果を発揮するのは、情報を相手が手に入れてしまった場合です。
しかし暗号化しておけば、相手はその情報を読むことができず、結果的には相手の攻撃が失敗したのと同じ状態になります。
この様なものの他にも、コンピュータのセキュリティには様々な種類があります。
そしてそれら一つ一つが、手を抜いて良いものでは全くありません。
特に最近は情報化社会と言われ、情報は人々の生活を支え、人々の安全を支え、時に莫大な利益を生み出す、現代において最重要のものとなっています。
自分の暮らしや安全、財産や商品を守るのに、効果の薄い簡易的な手段を選ぶ人はいません。
しかし、情報等実物の無いものを守れと言われた時、適当な手段をとってしまう人はまだまだ多いです。
セキュリティを蔑ろにするということは、とても危険な事です。
皆さんも、情報は暗号化するように心がけましょう。

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